坂を越えて

自転車は楽しいものである。

その楽しみ方は人それぞれあります。
自転車のパーツを換えて、眺めてるだけでも楽しいものです。

でも、やっぱり本質は自転車を漕ぐところに楽しみがある。
僕はそう思っています。

自転車を乗っていて楽しいと感じていますか?
思うように進まないと、やっぱり楽しくないです。
人についていけないと、悔しくてたまらないです。

誰でも同じ気持ちを抱きます。
プライドもあると思います。
こんな若造についていくこともできないなんて・・・。
女性にちぎられてしまうなんて・・・。

そういうのもあって、億劫になってしまう時期もあるかもしれません。

でも、僕からすればそんなのぬるぬるです。
まだ甘いよ、もっと楽しめるよ!と思います。

自転車は乗ってるだけでこみ上げてくる楽しさがあるはずです。
速いとか、遅いとかはあくまで人と比べる基準でしかありません。
たしかに、人より速ければ楽しさは倍増すると思いますが、
それだけでは乗り越えることが困難な壁が存在しています。

その壁にぶち当たって、
若手にも関わらず自転車競技から離れてしまう人も多く見ます。
堅実な人生を送るなら間違いじゃないでしょう。

だけど、もったいなくも思います。
自転車は子供から大人まで誰でも楽しめる乗り物。
大人になったあとも、年をとったあとも楽しめる。
生活そのものを彩り、活気あるものにしてくれると思います。

僕が一番楽しめると思っているのは「坂」
はい、しんどいです。

普段の生活で体力を出し切れることなんてなかなか無く、
自転車に乗っていても平坦路ではついつい休んでしまうものです。

坂は重力に逆らわなければ進めません。
だからしんどい。
自分の限界を出さないと越えることができない。

最初はちょっとした丘ぐらいの坂でもいいんです。
それを越えたときに感じられた躍動感。
僕はそれが一番基本的な自転車の楽しみだと思っています。

だまされたと思って、1度は一人で坂に挑んでみてはいかがでしょうか。
もしワクワクできたら、
それだけで僕たちの仲間入りです。

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