諸刃の剣

諸刃の剣と言われることが多いけれど、
それは何を基準に考えるか次第だと思っている。

キャビアおいしー。
※本物のキャビアではありませんので、当然食べられません。

このパーツ、あなたならどうしますか。

ソイッ!
ベアリングの球を外してみましょう。

そしたら最初のキャビアの出番!
左の黒いのがセラミック球、右の銀色のが通常のステンレス球です。
セラミックは通常乳白色ですが、チタンコーティングにより黒光りしています。

装着、完了。

あとはこんな感じ。
装着の方法は変わらずお使い頂けます。

さて、通称キャビアですがどう変わるのか?

ステンレス球に比べ硬いセラミック球は、
荷重がかかったときの回転を非常に軽いものにします。

その効果の感じ方に個人差はあるものの、
ほとんどの方がその違いを実感できております。

諸刃の剣と呼ばれる理由もあります。
硬すぎるセラミック球は、
その接地する受け側を削り落としてしまうのです。
ベアリングの球が当たっていた部分が
白いライン状になっているのがわかりますか?

これは球と接地している箇所が削れているため発生します。
しかしながら、この写真はステンレス球で使用していたものです。

セラミックベアリングは寿命が短いと言われることが多いのですが、
その基準をどう捉えるかで変わってくると思います。

工業製品やモータースポーツのように
500~5000回転/分といった回転数で使用していればスグ寿命かもしれません。

自転車でそこまで回転することはまず無く、
それらと比べれば負荷もそれほど大きくはかかりません。

最終的な判断は、乗り手としての気持ち。
その1秒が惜しい、その1wattsが惜しい。

乗り手の気持ちと開発者の気持ちが一致する部分。

寿命が短いと言っても1年間は普通に使い切れます。
寿命が長いと言われるステンレスベアリングでも
メンテナンスを怠っていれば1ヶ月でダメにすることもあります。

結局の所、
精度とメンテナンスが肝心。
理解した上で使えれば、こんなに気持ちいいカスタムは無いと思っています。

今日はここまで(^-^)

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