臨機応変

本日はコチラ。

すごく古い、5速のコンポで組まれたCHERUBIMです。

先日他界された父からの遺品ということで、

息子さんがレストアを施してこれから使用していく予定です。

オーバーホールのため一度分解していきます。

そして、新車のように甦らすため再塗装も待っています(^^)

ケルビムの先代、今野仁さんの名前が入っていました。

仁さんが次代職人たちへ向けての言葉、

「外国のコピーはつくらないこと。」

分解していった中で、最後に残ったのがこちら。

フランスはTAのクランクですね。

コッタレスクランク抜きで、さあ抜くぞ！

と思いきや、ネジが緩い。

調べてみると、

TAのクランクは通常のクランクとはサイズが違うようでした。

Parktoolやその他工具を調べても作っておらず、

どうしたものかと頭を悩ませました。

ピーン、と閃いてすぐに電話。

無いのなら作ってもらったほうが早いかも！

いつもボルトでお世話になっている日本特殊螺旋工業さんにスグ相談。

(ベータチタニウムのボルトを生産しているところです。)

いろいろと無理をお願いしましたが、やってくれました・・・！！

まさに神降臨！ドンピシャです。

取れました！！

一気に左クランクも取り外します！

そして、無事取り外しに成功しました(^^)

これから剥離＆塗装の段階に入っていきます。

完成、こうご期待！