TUBELESS READY

新しいモノというイメージの強いチューブレスタイヤ。
僕が始めて手を出したチューブレスがシマノのWH-7801SLとハッチンソンのFUSION2。
恐らく2006年頃のものなので、
そう考えると5年以上ロードチューブレスの実用があるということです。
(それにしても普及が遅いですね。)
こちら、シュワルベのアルトレモZX!

軽量でしなやかな乗り心地で定評があります。
コンチネンタルのGP4000Sと双璧を成すジャーマンタイヤだと僕は思っています。

でも、それはクリンチャータイヤのお話です。
よく見て下さい!この「TUBELESS」の文字を!
ついにアルトレモZXのチューブレスが入荷してきました。
ロゴがカッコイイ!
回ってもカッコイイ!(伝わりにくいですね・・)

重量を測ってみるとカタログ値よりも軽い273gでした。

そして「TL(チューブレス)」なのですが、
実際にはチューブレスREADYとほぼ同じ認識でよいかと思います。

-SCHWALBEからの引用-
What is required to fit a tubeless tire?
Schwalbe Tubeless Tires
Airtight tubeless wheel set
The correct valve
・Sealing liquid (e.g. Schwalbe Doc Blue)
・Fitting Fluid (e.g. Schwalbe Easy Fit)
・Track pump with gauge
・A cleaning cloth
・A little patience and experience with the special assembly process
- - - -
Sealing liquid、いわゆるシーラント剤を使って下さいと記載があります。
(パッと見た感じはハッチンソンのDOC BLUEはNOTUBESのシーラント剤のような・・?)

実際に装着した際は非常にやわらかく、まるでクリンチャーを嵌めるのと同じほど。
空気漏れはどうか?
水につけてチェックしたところ、
事前に言われていたようにサイドは本当に小さな通気性をもっているため
空気の抜ける様子を確認できました。

通常のチューブレスはブチルがタイヤ裏全面にコーティングされています。
しかし、チューブレスREADYの場合は軽量化の意味もあり、
全面にはコーティングされておらず、
まるでGORE-TEXのように空気が若干通る隙間があるのです。
(タイヤ側面がそのような状態になっています。)

そこで、シーラント剤を使用することによって完成されます。

なんか中途半端??
否、非常によくできた製品だと僕は思っています。

1.シーラント剤を使用しても、通常のTLと同じ転がり抵抗の軽さがある。
2.どちらにしてもシーラント剤を使用することの多いチューブレス、
シーラントを使用する前提で作った方が軽量なタイヤ構造が可能。

なんとなくシュワルベに書いてあった内容を自分なりに解説しました。笑

(2013.07.01追記 シーラント無しでも使えるそうです。)

ULTREMO ZX TUBELESS 700x23C
7,140円 (1本)

現時点でレース用として最もレベルの高いタイヤかもしれません。
実測273g(シーラント込み300gほど?)ですから、
GP4000S(25c)が230g+チューブ70gと同じほどの重量です。

既にクリンチャーを使ったことのある人なら是非ともオススメしたいタイヤです。
脱着もビックリするほど簡単なので、
「チューブレスは交換が大変で・・・」という言い訳もできません。

* * *
チューブレスといえばこちらも。

STAN'S NOTUBES (forシクロクロス)
RAVEN 700x35c

実はNOTUBESさんもタイヤ作ってました。
33cルールには適していませんが、C2までなら使ってもオッケーです。笑

こちらもシュワルベと同じくチューブレスレディー。
シーラント剤を入れて完成です。

車体を倒しこむとグリップ力が上がるようなトレッドパターン。

ZTR IRONCROSSとの組み合わせでした。
リムの軽さと相まって、すごく軽い走行感がありました。
そして、もっちもちの乗り心地。

今後のCXにチューブレスが普及したらいいのに、と思うばかりです。

- - -

ホイールの方も普及してきています。
シマノは低価格帯のWH-RS61、WH-6700もあります。当然デュラエースも。
レースで使いたい人は
カンパやフルクラムの2way-fitのホイールもオススメです。
アメリカンクラシックのチューブレスは使ったことこそありませが、
非常に気になるホイールです。笑
もちろん、NOTUBESのリムで手組みも可能です。
今は選択肢が多くて良いですね!

チューブレス、ぜひ一度使ってみて下さい。

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