ユーザー、ショップ、メーカーのつながり。

昨日、5/5(木)はメンテナンス講習のワークショップでした。
和光ケミカル、通称「WAKO'S (ワコーズ)」さんのご協力のもとイベントを行うことができました。

ゴールデンウィークで旅行やライドに出掛けている方も多く、集まってくれるか不安な部分もありましたが、当日はたくさんの方が足を運んで下さり、開店から閉店までずっとメンテナンス講習が行われる盛況ぶりでした。ありがとうございました。

「作業のやり方を教える」

お店の人間からしてみれば、作業をすることが僕らの仕事です。
●●の調整の仕方を教えて欲しいんだけど~と質問を頂いても、答えるのには少しのためらいがあったりするものです。
技術や知識を提供し、対価を得るのが自転車屋としてのお仕事。
なので、部品の購入や作業の依頼が無い方に対して無償で知識を提供するのはどうしても抵抗感が出てしまうものです。

しかし、今回は逆のアプローチで行ったイベントでした。

「こんな風に、こんなやり方でメンテナンスしたらもっと良くなりますよ。」
先に"正しいメンテナンス方法"を伝えることで、ユーザー自身にしっかりと理解して頂き、その上で納得して商品を買って頂く。
目の前で丁寧に自分のバイクがメンテナンスされていく作業、ケミカルの使い方の説明をふんだんに受けた皆様は気持ちよくお買い物ができたのではないでしょうか。

そして今回その"教える人"を担ってくれたのはワコーズさん。
(今回手伝ってくれたのは走れるレーサーでもあり、自転車に対する説得力も十分!)

商品を作ってるメーカーの人が直接アイテムの説明をしてくれる。
恐らく、僕らショップのフィルターを通したものより、とてもピュアに多くのことを聞けたと思います。
これは僕らにも同じ感想だったのですが、メーカーの人がしっかりと説明を行うというのは本当に大切なことだと実感しました。

僕らも商品を仕入れるにあたり、性能や良さを理解できていないものは仕入れる(購入する)気持ちにはならないものです。
便利な使い方だったり、実際に使用するシチュエーションであったり、表記されていないような部分のことであったり。

モノづくりなので色々なことが商品には含まれていると思います。
もちろんただの模倣品を作り、安価で売りまくるような商売人もいますが・・・。

商品に込められた考えをしっかりと理解して、購入し、使用する。
今回は新しい試みとしてメーカーの人と協力してイベントを行いましたが、お客さん、メーカーさん、ショップそれぞれにとって良い経験が出来たように思います!
なかなか濃い1日でした。
これからもこういったイベントが行えるように企画など頑張っていきたいと思います!
今回来られなかった方は、またの機会に是非!

ありがとうございました!

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