2017舞洲クリテリウム秋

こんにちは、高橋です!
週末9月10日は恒例の「JBCF舞洲クリテリウム(城東カップ)」に参加/出店してきました。
朝4時に起きてから搬入・設営に始まり、夕方の最終レースから打ち上げまで長い長い1日でした。
"レース"というとピリピリした印象な方も多いのですが、フェスのような1面もあるなと思っています。多くの知り合いに会うことができ、毎回新しい知り合いが増えたりしていくのが楽しいな~と思っています。

イベントを盛り上げるものは何か!
それは飲食店だったり色々なブースがあると楽しいんですよね。そうしたらレースを走らない人たちも楽しむ要素が増えます。「ビール片手にレース観戦」、野球とかサッカーならよく見る光景ですが、ロードレースも本来はそうやって楽しむものかなと思います。
初めての舞洲出店はこんな感じでした。
知り合いばっかりかな、と思っていたんですが想像以上にいろいろな方が覗いてくれました。

色々な人たちの協力のもと賑やかなブースにすることができました。
来春は更にパワーアップさせた内容で出店したいと企んでいきま~~す!

それではちょっとばかりレースも振り返ってみたいと思います。

午前中の一般レースのあと、お昼からは僕らの実業団レースが始まりました。
トップバッターはなんと僕から。同組にはチームメイトのフクベ選手。

レース前から「アタックには反応していく」と宣言していた通り、何度かアタックに乗っていく走り。常に前めの位置で展開して春の舞洲の雪辱を晴しに行くようでした。
bikinTVの映像に僕やフクベが映っています!

僕はと言うと、2014年に走った最後のE1舞洲は春-DNF、秋20位/46人中という凡々もいい所な走りでした。しかし、この数年でクリテリウムのスキルが確実に良くなり苦手意識は全く無くなりました。E1に復帰した今、目指すは高リザルト。

レースは予定通り進み、僕は徐々にポジションを上げながらレースはゴール勝負にもつれ込みました。
勝負を決める最終コーナー。9番手で突入していく。コーナーの立ち上がりの加速で数人抜いたら入賞だ。
最後の周だけありコーナーの進入速度は50キロを記録していて集団の密度は薄く、これぞゴール前の聖域と呼べる安全地帯。レースを走らない人には伝わりにくいかもしれないけど、不思議と最後の先頭に残っているメンバーには安心感があったりする。

その安心感とは裏腹に、目の前10~20cmを走っていたベテランの選手はフロントタイヤのグリップを失い転倒してしまう。コーナーの脱出に伴って加速し始めていた僕や後続選手はなすすべも無く巻き込まれていったのでした。

結局のところ、自転車レースにおいて落車は「絶対的な悪」。いかに自分がミスしていなくても巻き込まれてしまっては位置取りや作戦などの選択が全て悪かったことになってしまう。
僕自身、転ぶまでは今自分ができる完璧なレース運びだと思っていたものの、バックストレートでアタックできなかった自分や、もう1列前に位置取り出来ていなかった自分の走りがチラついてしまうのです。だから落車は起こすのも巻き込まれるのも極力避けたい。

原因を作ってしまった人は最大限反省して次のレースへと繋げて欲しいと思います。
プロ選手でも予期せぬクラッシュは避けられないものです。だからこそ、レースを想定した「高速のコーナーリング」や「肩をぶつけながら並走」などのスキルトレーニングは予めしっかりとやっておくべきだと思います。

E1で初のシングルリザルトが目前だっただけに悔しい最後でした。
気を取り直してE2以降のレースを紹介します!

本来ならば僕の入賞から始まりチームの士気を最大限に高めるはずだったんですが、逆に落車の不安を煽る最悪の状況になってしまいました。

しかし、続いてのE2の走りはそれらを払拭するような熱いレースをしてくれました。

三上選手は序盤から逃げのブリッジをかけ、途中まで4名での果敢な逃げを見せました。
その後も力尽きてしまうかという不安を他所に最後のバックストレートでも集団からアタックする動きを見せ、皆を沸かせてくれました。
今回もE2でアタックのチャレンジをした小嶋選手。
次はポイント賞を取るか、ゴールに向けて余力を残したアタックに期待です。
E3 藤原選手。残念ながら完走には至りませんでしたが集団から遅れたあとも最後まで諦めない姿勢は良かったです。

少し話を変えて土曜日のレースに。
土曜日は同じく舞洲で「個人タイムトライアル」が行われました。
E1森本選手。
陸上競技をバックボーンに持っている彼はタイムトライアルやヒルクライムといった自分とタイムの戦いに強い熱意を持っています。
今回のTTでは新機材も投入し、まずまず納得のリザルトだったようです。
今回の主役はE2の三上選手だったかも知れません。笑
タイムトライアルでも6位入賞という好走でした!舞洲Day1とDay2のレポートもアップされています。
レアキャラのE3齊藤(漢字が難しい)選手。まだ若いのでちょっとずつ出て楽しんでいって欲しいですね。
E3山中(愛称:サンペイ)選手。
春の舞洲では4位、今回こそはと意気込んで走りましたが結果は6位入賞。
タイムは春よりも5秒ほど速くなったようでしたが念願の昇格はならずでした。残念!
彼のレポートはコチラより。
E3-3秦選手。
スプリンターらしくスプリントポイントを鮮やかに獲得。その走りに期待が高まりましたがそこで消耗してしまったため最後の勝負には加わることができませんでした。
パワーこそあるものの、まだ今年から実業団を走り始めたばかりで経験の浅い20歳。
仲の良い近い世代のヤングマンたちと一緒に色々とレース前からあれやこれやと話し合いをしていました。
そんな3人が僕に対して「どう走ったらいいですか?」と質問があったことを嬉しく感じました。レースでどう動くかを考え、それにトライしていく姿勢。

ただ「頑張ります」とか「優勝を狙います」ではなくて、内容をしっかり詰めた走りが彼らを成長させてくれると見ていて思いました。
今回のトライは失敗して入賞には及びませんでしたが、出来なかったことは次への糧になります。
次に出来なかったことを出来るようになれば良いし、どれぐらいの逃げなら持続するとか、スプリントのタイミングとか、やってみて初めて自分の基準が出来上がっていくと思います。
自分で考えてトライした動きはマグレではなくデータや経験としてしっかり蓄積されていくでしょう。

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たくさんの若手がどんどん成長していくのが感動的な今日この頃。僕も12月で30歳になるので歳を取ったということでしょうか。笑
そろそろ落ち着いてレースを減らしたら?とも言われるんですが、年間10レース出るか出ないかまで減らしている中で、自分は今一番体力もスキルもちょうど良く成熟している時期です。
こんな楽しい時期で、しかもチームが成長し始めているタイミングで楽しまないのは勿体ない・・・。

ということで、今回不完全燃焼だった分を来月のレースにぶつけようと思います。応援よろしくお願いします!

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