BREEZER "INVERSION TEAM"

こんばんは、高橋です。
全体的に若干納期が遅れている「BREEZER(ブリーザー)」からINVERSION TEAMが届いたのでご紹介したいと思います。
ちなみにこちらは個人的に注文していた僕のバイクです。

来年はキャンプツーリングを楽しみたい気持ちが強く、#bike2saunaなどなどイベントでもアドベンチャーバイクの必要性をひしひしと感じていたのでした。
僕はパッキングというよりはキャリアを付けて荷物を積載する方が好みなので、バイクにはラックを取り付けるためのダボ穴が必須であること。
そして油圧式のディスクブレーキも組み込まれていることが条件でした。

この秋の展示会で発表されたインバージョンには未入荷のR8000アルテグラの油圧タイプのブレーキも組み込まれた完成車だったので、バイクのスペックもタイミングも完璧でした。
いつもなら自分のバイクは後回しで手をつけるのが遅いのですが、今回は早く紹介したかった気持ち以上に「乗りたい」という気持ちがあって、休みに合わせて急いで仕上げました。

そしてしっかりと乗ってこそ良い所も悪い所も理解できるというもの。よりリアルな声をお伝えできるかなと思います。
新しいバイク、初めての目的地を設定してライドへと出かけました。
輪行も使いつつ、自宅から1~2時間で目的の林道へと入り進んでいきます。初めての道を進むのは緊張か高揚か、自然と心臓の鼓動が早くなっていきます。

ライドは可能な限りGoogleMAP等を駆使して下調べしますが、バイシクルアドベンチャーの向かう先はグーグルマップの及ばない世界に足を踏み入れることが大きな醍醐味かも知れません。
ロードバイクの行動範囲といえばやはりGoogleMAPで見れる範囲と同じだと思います。
INVERSIONを始めとしたアドベンチャーバイクはオン/オフどちらも走行することを想定したバイクなので、舗装路、荒れた道、砂利道、土、落ち葉、水溜りなど、オールマイティに快適に走ることができます。

このインバージョンは50x34に11-34Tというギアの組み合わせです。
約20km程度のコース、ほとんど使わないと思っていた一番軽いギア比1という組み合わせを使う機会は早速来ました。
ひたすら登り続けた先に辿り着いた頂上!天気が良かったので、寒さも無く気持ち良い時間でした。

ちなみにシートポストに取り付けているのはポートランドデザインワークスの「ビンドルラック」。輪行袋や着替え、食事などをドライバッグに詰めて積載しています。
カーボンポストは非推奨なので自己責任で。
その時の景色を1枚。360度見晴らすことのできる展望台でした。
ロードバイクではこの景色に出会うことは無かっただろうなと思い、このインバージョンを買ってよかったなと思った瞬間でした。

それでは、今気になっている方に向けてバイクチェックしていきたいと思います。
BREEZER BIKE "INVERSION TEAM"
アルテグラ完成車:358,000円+税
フレームセット:128,000円+税
サイズ:45cm、48cm、51cm、54cm 
※写真は48cm

ペダル、ボトルケージやビンドルラック等は付属しておりません。
D' Fusion Tubingという断面がDの形をしたようなパイプが特徴的なフレームです。
意外なことに日本製のクロモリチューブを使用しているそうです。
海外ブランドのスチールバイクは太めになりがちですが、それらと比べるとかなり細身なチューブになっています。

パイプが太くなればなるほど重くなるので、僕はこういった細身なチューブを上手に使用したバイクの方が好みです。
クロモリにしては珍しく圧入式のBBとなっています。
圧入式のメリットはダウンチューブを太くできることにあって、硬さを求めるレーシングバイクにはそういった流れがあります。

レーシングバイクでも無いのになぜ?と思いましたが答えはリアでした。
チェーンステイ側のクリアランスが確保しやすく、余計にチューブをつぶさなくていいので走りも損なわずに済みそうです。
クランクはPraxis worksのZAYANTE。50x34Tのギアです。
リアのスプロケットは11x34T。

RDはR8000-GS。ワイドレシオに対応します。
そして入荷してからの驚きはドロップエンド。ダイレクトマウントになってるじゃありませんか。
(恐らくフレームセットは通常のロードエンドになっていると思います)
142x12mmのスルーアクスル。
ダイレクトマウントのディレイラーハンガーにすることでホイールの着脱がスムーズに。
2018モデルからフォークのサイドにボトルケージ台座が追加。

ホイールはWTBのFREQUENCY i23(9,200円)にexposure TCS(9,800円)のタイヤがセットされています。
標準はチューブレス化されておらずチューブ入りでしたが、軽量なチューブが使われていました。完成車といえばチューブなど見えない部分でコストカットされがちなんですが、走りへの強いこだわりを感じる部分でした。 
フロントは160mm フラットマウント。 
リアは140mmローター、ポストマウント。
これも見えざる部分ですが、ブレーキパッドにはメタルパッドが採用されています。
オフロードのレジェンドらしいこだわりです。コストも上がってしまうメタルパッドを最初から組み込むのはこだわり以外の何者でもないでしょう。
紹介する内容はかなり絞ったつもりですが、いつもより長めになってしまいました。
他にも紹介ポイントは色々あるので店頭で実車を見ながらご紹介します。ぜひご相談下さい。

* * *
ここまで書きましたが、残念なお知らせがあります。
2018年の"INVERSION TEAM"の完成車は簡潔にいうと予約分しか手に入らないそうで、ご注文頂いたお客様のみに販売を予定しています。
以降の完成車の注文受付は終了となってしまったため、2019モデルをお待ち下さい。

下記、ご予約可能なモデルです!ご検討下さい。
128,000円+税

45cm→1月予定 予約残り△ (△は少数です)
48cm→1月予定 予約残り○
51cm→1月予定 予約残り△
54cm→受付終了

BREEZER "INVERSION PRO" 105完成車
258,000円+税

45cm→1月予定 予約残り△
48cm→1月予定 予約残り△
51cm→1月予定 予約残り△
54cm→受付終了


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